連載@
知り合いにこの頁を教えたら「結局何の病気かわからない」という声が多いので簡単に書かなくてはいけない。 しかし、じつは僕にも短く言う言い方がよくわからない。 病名的には「心不全とナントカ」と言われたような気がするが、自分的には、「睡眠中無呼吸…
本日は耳鼻咽喉科の担当[ハンサム風](と私は秘かに呼んでいる)医師ではなく、別の人間が診た。 担当ではないから少しソフトではないかと思ったが、むしろハードだった。 入院中も診てもらったことがあるこの医師は、話し方や顔つきはもの柔らかだけれども…
再縫合とかはなかった。傷口に糸が残って炎症を起こしているという。それがカラオケとあいまってかすかに傷口を開いた原因らしい。 (といっても読者にはなぜ喉に切り口があるのか説明していないと思うが……本編を僕が書き続ければいずれわかるであろう。いつ…
先日カラオケをやって、絶叫したら、喉の縫合部から息が漏れるようになってしまった……。 大声を出したり、咳をしたりするとぷしゅとわずかだが漏れる…… また縫い直しなんて言われなければいいが。 明日、医者に行く。 どんな処置になるのか…… (これは回想で…
目が醒めると、病院の天井が見えた。歯は合成ゴムでできた筒状のものを噛んでいる。その中を通って管が私の肺の中まで伸びている。呼吸器科の病室には、酸素を送り続ける管が配管されており、私はそれとつながっていることによって、二十四時間、酸素を与え…
【メルマガと酸素】 入院前のことは朦朧としていて、よく覚えていない。記憶がひどく飛んでいる。 年末にはすでに体調はかなり崩れていたが、入院したのは1月の17日。記憶が完全に飛んでいるわけではないが、その間にいったい自分は何を考えていたのか、あま…
【拷問の如く】 2005年1月17日、私は国立総合病院に入院した。 いくつかの検査を終え、診察ブースに入る。外来の医師Kは、呼吸器科の要職にあり、目が忙しそうにシャープに動く、頭の回転のよさそうな人物であった。 最初、なかなか私の症状の総体がつかみづ…
はじめに これは世の中の売れ線の難病で死んだり、難病を克服して元気になったりする話ではありません。 ただの「お医者嫌い」が仕方なく入院するハメになったときの体験記です。 お医者は「もう少しで死ぬところだったんだぞ」と言いますが、私自身は死ぬ気…