「病院のユリイカ」のはじめに

はじめに

これは世の中の売れ線の難病で死んだり、難病を克服して元気になったりする話ではありません。
ただの「お医者嫌い」が仕方なく入院するハメになったときの体験記です。
お医者は「もう少しで死ぬところだったんだぞ」と言いますが、私自身は死ぬ気は毛頭なかったのです。
主に備忘録的な意味で書くのですが、ひさしぶりに50日間も入院した病院は、私にとっては、なかなかのワンダーランドであったので、読者にとっても、かすかに面白いかもしれません。