2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

[意識内ラップ日記]

(大戸屋の四角いカウンターテーブルにて) 黒っぽいの着た若いヤツが斜め前に座りやがった。角の席のほうが広々としていると思ったのに、これではむしろ横並びの席のほうがいいじゃないか。なにもここに座らなくても……ちぇっ、腕組みしていやがる。やはり昼…

病院のユリイカ2

【メルマガと酸素】 入院前のことは朦朧としていて、よく覚えていない。記憶がひどく飛んでいる。 年末にはすでに体調はかなり崩れていたが、入院したのは1月の17日。記憶が完全に飛んでいるわけではないが、その間にいったい自分は何を考えていたのか、あま…

病院のユリイカ1

【拷問の如く】 2005年1月17日、私は国立総合病院に入院した。 いくつかの検査を終え、診察ブースに入る。外来の医師Kは、呼吸器科の要職にあり、目が忙しそうにシャープに動く、頭の回転のよさそうな人物であった。 最初、なかなか私の症状の総体がつかみづ…

「病院のユリイカ」のはじめに

はじめに これは世の中の売れ線の難病で死んだり、難病を克服して元気になったりする話ではありません。 ただの「お医者嫌い」が仕方なく入院するハメになったときの体験記です。 お医者は「もう少しで死ぬところだったんだぞ」と言いますが、私自身は死ぬ気…

早川北京!

昔、早川書房から「北京の秋」という小説が出ていて、この小説には「北京」も「秋」も全然出てこない、と解説してあった。まだ少年の私は思った。「それはすばらしい!」 このブログのタイトルも同様に、「セクシー」も「モテモテ」も「金がドンドン儲かる」…