早川北京!

昔、早川書房から「北京の秋」という小説が出ていて、この小説には「北京」も「秋」も全然出てこない、と解説してあった。まだ少年の私は思った。「それはすばらしい!」
このブログのタイトルも同様に、「セクシー」も「モテモテ」も「金がドンドン儲かる」も「北京」もでて来ない。あえていえば、文章術ビジネスだけが、私の本業と関係があるくらいだ。
では、どうしてこういうタイトルかというと、どうもこういう言葉が(北京を除いて)現代では、フェロモンのように人を惹きつけるようだからである。
しかし、そういう言葉に惹きつけられて来た人に、こういうナンセンスやアイロニーが通じるかどうか心配だ。
もし、あなたがそういう人であったら、笑っても、泣いても、喜んでもいいが、どうか、詐称だと怒るのだけはやめてほしい。
全く嘘とはまだ言えないのだから。
コレを始めたとたん、私に「セクシー! モテモテ! 金がドンドン儲かる」という現象が起きないとは保証できない。
しかし、それなら「北京」はどうなるか?
仕方ないので、ペンネームにすることにした。

早川北京