ネットクイズの答、そして金庸は『秘曲 笑傲江湖』がお勧め

ユリイカ』を書くことに比べると日記は楽だから、つい日記に流れてしまう今日この頃。
さて、ネットクイズの答は「ーたっぽ・ーりは」。さかさまから書いてみました。答がでてみれば、なあんだ、でしょう?

金庸鹿鼎記』読了。僕の好きなハッピーエンドで、しかも一抹の哀愁が漂う。なかなかよい読後感でした。読み終わってみると金庸の中でも好きな小説に入るかな。金庸のあとがきを読むと、読者の反響も、金庸のねらいもほぼ僕の感覚と一致していた。

もし、これを読んで金庸に興味を持った方がいたら、最初に読むには『秘曲 笑傲江湖』(徳間書店)をお勧めします。僕が最初に読んではまったのがこれですが、僕の評価ではこれが最高傑作です。
一つの小プロットが終わらないうちに、別の奇想天外なプロットが割り込んでくるという、めくるめくドラマツルギー。その螺旋運動の中で、登場人物の善悪の構図もよじれていきます。金庸の独特の話術に巻き込まれるているとあれよあれよという間に、5巻本が終わって、あー、終わっちゃったとためいきをついてしまいます。金庸の特質のよく出た作品です。
高いので、僕は金庸は全部図書館で借りました。徳間書店さん、すみません。