ドタキャン・マインド

魚柄仁之助さんが書いていたが、デキない人ほど、うだうだなんだかんだと考えて予定をフィックスしない。
(記憶で書くので少し個人的な解釈が入っているかもしれない)。
彼の場合は、楽しいことなら2か月、3か月先でも予定を入れてしまって、それはもう動かさない。


これは本当のことで、しっかりした仕事をする人ほど、予定は予定として簡単に入れていく。
そうしないと面白くなっていかないし、多様な仕事はできない。
僕もデキる男ではないが、予定についてはそうしている。
そうでないと、忙しい有能で魅力的な友人とは会えない。
また人気のあるコンサートやレストランも予約をとるしかない。


カレンダーに予定が書き込まれると、少し束縛感がある。
だから、若いときは、その日その日で、ヒマそうなヤツに電話していっしょに遊んで、ということをしていた。
しかし、このやり方だと相手が見つからないことがある。
その日、さびしい、人に会いたいという気持ちを抱えたまま、あちこちに電話したりして、無益にもだえて一日を費やすことがある。
こういうことをするのは、空けておけば、もっといいことがあるのではないか、という漠然とした期待があるからである。しかし、そういう態度の人には、もっといいこと、というのは、ほとんど来ないのである。


そういうわけで、最近では、僕も友人関係でもなるべくきちんと事前のアポイントメントを取るようにしている。
レストランの予約なども昔は嫌いだったが、最近は相手との時間を大切にしたいときは、きちんと店を予約する。


こういうスタイルでは、当然相手も同じように振るまっている。予定を変えるとか、ドタキャンとかは、この関係性においてはけっこう重いので、よほどのことがなければお互いにやらない。
なんて大人なんだろうと、自分で思うのである。


それに比べて若いときの自分は、なんとフラフラとして、偶然の成り行きに気分を左右されていたことか。それは限られた精神エネルギーのくだらない浪費であった。だから、これを読んだ若い人には、浪費をおさえてもっと有益なことに使ってほしい。


最近は、仕事が忙しくて、予定がたてられない人が多い。本人が事前に予定があっても調整できないような仕事が入ってくるのはよくない。どんどん個人の生活が痩せていく。
男女雇用均等法だっけ? そんな法律ができてから、社会はますます余裕を失ったように思う。




ところで、GWの計画はお決まりですか?

へっへっへっ。こんな有益な企画がありますぜ。
さっそく予定を入れて見たらどうでしょう?


http://www.hiden.jp/event/togakushi/